かれこれ10年以上前のことです。
あるインド人と知り合いになりました。
この人は、ブッダガヤの生まれ。
釈迦様が悟りを開いたという菩提樹の木がある仏教の聖地があるので、
日本のお坊さん向けのブッダガヤツアーの企画運営会社をやっておりました。
もともとはインドで学校の先生をしていたのだそうですが、
給料が増えないので友達を頼りインドを飛び出したようなのです。
日本に来ても当座は仕事がありません。
インド料理やをしようかとも思ったようですが、中国料理ほどには日本ではインド料理の需要がなく
商売が大きく発展することはないと思い、なにか商売になるものはないかと考えたようです。
そこで、はた!と気づいたのが、生まれ故郷のブッダガヤの菩提樹。
インドはヒンドゥ教が大勢を占めており、仏教など見向きもしません。
しかし、お釈迦様が悟りを開いた場所というのは日本の仏教関係者にとっては魅力なのではないかと
考えたようなのです。
しかも、ブッダガヤはパキスタンとの国境に近い首都から離れた町。
簡単に行ける場所ではありません。
交通網も整備されていないので、いきたくても行きにくい場所だったのです。
さっそく、故郷に帰り、菩提樹以外の仏教の聖地はないかと探したところ、
朽ち果てていた仏教寺院や仏像などがあることがわかり、
掃除や改修をして、ブッダの聖地を巡るルートをつくり、写真をとりました。
その後日本に再度やってきて、営業を開始しました。
旅行代理店にツアー企画商品を売り込むのではなく、寺院に直接行ってブッダの聖地巡りの販売をしました。
いきなり、インド人がやってきてブッダの聖地をめぐりませんか?といっても誰も乗ってくれません。
そこで考えたのが、修行見習いとして寺に入りそこから人脈を広げていこうという作戦でした。
いけない!お客さんがきたので、続きはあとで。